管理人のべぎやすです。
今回は、保全(保守)実施計画と実施管理プログラム!「保全計画管理」のご紹介です。
製造業をはじめとした多くの現場では、機械や装置、設備の安定稼働が業務の効率と安全性を左右します。
そのため、定期的な保全(保守)作業は欠かせません。しかしながら、保有資産が増えるほど、管理者が手作業で計画・実績を追いかけるのは困難になります。
エクセルや紙ベースの管理には限界があり、ヒューマンエラーのリスクも高まります。
ここでは、こうした課題を解決するために開発された「保全計画管理」ソフトウェアについて詳しく紹介します。
このシステムは、MS Accessのランタイムを活用しながら、設備ごとの保全計画立案や実績管理を自動化・効率化することを目的としています。企業が求める保全業務の最適化を、具体的な機能と活用シナリオを交えながら解説します。
ということで。
この記事では、保全(保守)実施計画と実施管理プログラム!「保全計画管理」、について紹介したいと思います。
「保全計画管理」で保全管理を実施しやすく!
この「保全計画管理」を使えば保全管理が実施しやすくなるそうです。
具体的には以下の通り。
==ここから==
このソフトは保全作業(定期保守)が必要な機械/装置/設備に対する保全実施計画の算出と実施結果の管理を簡単に実現します
企業が複数の資産(機械/装置/設備)を保有し,その資産に対し複数の保全作業項目/異なる作業周期/作業時間がある場合,保全管理担当者は台帳やExcelで実績管理するのが一般的です,しかし資産台数が多くなると保全作業の必要時間と作業周期から適正に計画を立案することが難しい
このソフトはMS_Accessのデータベース機能(無償のRunTimeにより利用可能)を使い,機械/装置/設備の管理と各装置等の保全作業項目と保有する資産(装置等の台数分)を登録し管理すると共にカレンダに作業可能時間を登録することで適切な作業予定を計算し表示,保全管理担当者の保全計画立案の手助けをします,また作業実績を登録した結果を管理し各種プリント出力,Excel出力ができます
<<機能・特徴>>
1.装置/機械/設備情報の登録と管理
2.保有する装置/機械/設備の資産情報の登録と管理(資産番号等での管理)
3.装置/機械/設備に対する保全作業項目情報の登録と管理(作業項目での管理)
<<関係(例)>>
装置(パソコン)–+—資産(資産番号=PC#1,PC#2…PC#n)
+—保全作業(管理項目=診断,バッテリ交換,..)
4.カレンダに作業可能工数(時間)の登録と管理
5.資産に対する適切な保全予定日の算出
1)資産に対する保全作業項目の作業周期と余裕度,工数と保全実績から次回保全予定日を計算,その結果に対しカレンダに登録の作業可能日/工数(時間)から保全可能かを判断し予定日を決定
2)もし,カレンダの作業可能日が無い場合,日付を前倒し次回保全予定日を決定
6.メイン画面のカレンダに作業可能日/工数,計算結果の計画工数と実作業工数を表示
7.メイン画面に計算したxか月間の適切な保全予定一覧を表示(シミュレーション結果)
8.メイン画面に保全予定一覧から選択したレコードを装置/資産情報エリアに表示,作業入力エリアに保全作業実績を登録
9.メイン画面に装置/資産情報エリアの作業予約エリアに作業予約日の登録,予約取消日の登録が可能
10.カレンダ,装置/資産内容一覧,装置/保全内容一覧,資産/保全内容一覧,計算結果の保全予定一覧,保全作業実績/作業予約をプリント出力とExcel出力
==ここまで==
ということだそうです。
このソフトを使えば保全管理が実施しやすくなるんですね~
多様な設備に対応する柔軟な資産・作業登録機能
まず特徴的なのが、装置や設備ごとの情報登録とそれに紐づく資産情報の一元管理機能です。たとえば、「装置:パソコン」といった単位で装置を登録し、その中に「資産番号:PC#1、PC#2、…PC#n」といったように各実機を登録できます。さらにそれぞれの資産に対して、「バッテリ交換」「診断」といった保全作業項目を自由に設定できます。
これにより、同一の装置カテゴリに対して異なる管理単位で保守作業をスケジューリングでき、個別対応が求められる多品種設備にも柔軟に対応できます。たとえば、頻繁に稼働する機械には短い周期の作業を、あまり使用されない機械には長い周期を割り当てることができるようになります。
この構造設計により、企業全体の設備管理における標準化を進めつつ、個別性にも対応できる点が大きな利点です。
カレンダベースで保守作業を最適スケジューリング
「保全計画管理」の中核となるのが、カレンダベースの保守計画算出機能です。あらかじめ各月ごとの作業可能時間(工数)をカレンダに登録することで、保全計画はこのデータをもとに算出されます。保守項目ごとに設定された作業周期、前回実施日、所要時間などをもとに、最も効率的な作業日をシステムが自動で算出します。
さらに、予定された日付に作業可能時間が足りない場合は、自動的に日付を前倒しして再スケジュールを行う仕組みになっており、現場のリソースに合わせた柔軟な対応が可能です。
このように、作業可能時間と業務負荷のバランスを取りながら計画を立てられることで、計画倒れや作業漏れの防止にもつながります。
作業実績と予定をリンクさせた管理機能
計画立案だけでなく、実際の作業実績の登録・管理も充実しています。メイン画面には、今後数か月分の保全予定一覧が表示され、対象の作業をクリックすれば、対応する資産や装置情報が画面に呼び出されます。そこで実際の作業実績を登録できるため、計画と結果を容易に突き合わせることができます。
また、保守作業の予約登録や、予約取り消しなども可能となっており、柔軟な運用が可能です。現場の突発的な事情にも対応できるよう設計されている点は、運用現場にとって非常に重要なポイントです。
さらに、入力されたデータはカレンダや装置別一覧、保全内容一覧などに反映され、視覚的に状況を確認できるようになっています。これにより、現場責任者が判断を下すための材料が一目でわかる形になります。
帳票出力・Excel出力機能による報告業務の効率化
このソフトには、帳票やExcel出力機能も標準で搭載されています。装置・資産一覧、保全内容一覧、作業実績、保全予定などの情報をワンクリックで出力できるため、定例会議資料や社内報告書の作成時間を大幅に削減できます。
Excel出力では、フィルターや並べ替えも自由自在にできるため、管理者自身が必要な視点で情報を分析することも容易です。たとえば、「この半年でバッテリ交換が最も多かった装置は?」といった分析もすぐに行うことができます。
また、印刷可能な帳票も提供されており、紙での配布が必要な現場でもスムーズに対応できます。現場とオフィスの両方での活用を想定した設計になっている点が、非常に現実的かつ実用的です。
管理人のまとめ
今回は、保全(保守)実施計画と実施管理プログラム!「保全計画管理」、と言うお話でした。
「保全計画管理」は、単なるスケジューリングツールではなく、企業全体の保全業務の精度と効率を高めるための統合プラットフォームです。装置・資産・作業項目の階層的管理、カレンダによる可視化された作業計画、柔軟なスケジューリング、そして実績登録と帳票出力までをカバーしています。
特に、多種多様な設備を保有し、手動による計画管理が煩雑になっている企業にとって、このソフトは業務負荷の軽減と品質向上の両立を可能にする強力な支援ツールとなります。
保全業務のデジタル化は、もはや選択肢ではなく必然です。「保全計画管理」を活用することで、属人化からの脱却、作業の平準化、トラブルの未然防止が実現でき、ひいては企業の信頼性と競争力の向上にもつながるでしょう。
この記事が、保全(保守)実施計画と実施管理プログラム!「保全計画管理」の参考になればと思います。
保全計画管理、上手く使って下さいね!
●興味がある方はこちらのページから内容を確認して下さい。
(参考)
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