
管理人のべぎやすです。
今回は、スケジュール管理はすべて自動化!「Excel版ガントチャート」、のご紹介です。
プロジェクトや業務の進行を管理するうえで、「スケジュール管理」は欠かせない要素です。特に複数のメンバーが関わる案件では、タスクの進捗や担当者の負荷を正確に把握することが求められます。しかし、Excelで手動管理をしていると、修正や日付調整などに時間がかかり、ミスも発生しやすいのが現実です。
そんな課題を解決するのが「Excel版ガントチャート」です。VBAを活用して、タスク設定からスケジュールの自動調整、進捗の可視化までをすべて自動化。手作業を大幅に減らしながら、誰でも簡単にプロジェクト全体の管理ができる便利なツールです。
ここでは、この「Excel版ガントチャート」の仕組みや特徴、実際の使い方、そして導入することで得られるメリットについて、詳しく解説していきます。
ということで。
この記事では、スケジュール管理はすべて自動化!「Excel版ガントチャート」、について紹介したいと思います。
「Excel版ガントチャート」でスケジュール管理を自動化!
この「Excel版ガントチャート」を使えばスケジュール管理を自動化できるそうです。
具体的には以下の通り。
==ここから==
Excelにてスケジュールを管理する時、いろんな手作業が必要となってしまいます。
Excel版ガントチャートは、VBAを利用して、いろんな時間がかかる手作業を自動で完成できるアプリです。
◆特徴
・WBSの作成はタスク、担当、工数のみ指定すればOK、ほかはすべて自動化(自動リスケがON時)
・プロジェクトの開始・終了日を指定するだけで、カレンダーを自動描画(休出・祝日も表示可能)
・カレンダー単位を設定可能(日単位、週単位など)
・タスクの進捗状況を自動監視(進捗遅れ、本日開始、本日終了)
・週次・月次の周期タスクを指定可能
・担当者毎の個人カレンダーを指定可能
・担当者毎の生産性、参画日・リリース予定日、単価(人日)を指定可能
・(複数)選択しているタスクの位置を自動調整可能(左へ、右へ、上へ、下へ)
・(複数)選択しているタスクの予定日を一括調整可能
・各タスク間の依存関係を指定可能(FS,SS,SF,FF)
・各タスクの進捗状況により、イナズマ線を自動作成可能
・WBS全体を確認し易いため、担当者毎のガントチャート情報を色分けて表示可能
・ワークロード分析結果を自動作成(日別、週別、月別)
・タスク別のEVM分析(タスクの進捗により、いつ完了すべきか自動計算)
・プロジェクト全体のEVM人月・金額分析(日別、週別、月別)
★フリーバージョン制限:最大30タスクまで(他制限なし)★
==ここまで==
ということだそうです。
このソフトを使えばスケジュール管理が自動化できるんですね~
Excel版ガントチャートとは?
「Excel版ガントチャート」とは、Excelの機能をベースにしながら、VBA(Visual Basic for Applications)によってスケジュール管理を自動化したテンプレートのことです。Excel自体は多くの企業で使用されており、環境に依存せず導入しやすい点が大きなメリットです。
従来のガントチャート作成では、タスクごとの開始日・終了日・担当者を手動で入力し、日程が変わるたびに全体を調整する必要がありました。これにはかなりの手間と時間がかかります。しかし、Excel版ガントチャートでは、タスク名・担当者・工数を入力するだけで、自動的にスケジュールが作成されるため、わずか数分で全体計画を可視化できます。
さらに、休暇や祝日を反映したカレンダーの自動生成機能も搭載。これにより、無理のないスケジュール設計が可能になります。Excelの利便性とVBAの自動処理を組み合わせることで、シンプルでありながら高度なプロジェクト管理を実現しているのです。
Excel版ガントチャートの主な機能
Excel版ガントチャートの最大の魅力は、多機能でありながら操作が簡単な点にあります。ここでは、主な機能をいくつか紹介します。
自動スケジュール生成(自動リスケ対応)
タスク名、担当者、工数を入力するだけで、開始日と終了日が自動的に計算されます。さらに、スケジュール変更が発生した場合も、自動リスケジュール機能により、関連タスクを瞬時に再配置。手動で日付を修正する必要がありません。
カレンダーの自動描画と休日設定
プロジェクトの開始日と終了日を指定すれば、カレンダーが自動的に描画されます。土日や祝日はもちろん、社内の休業日なども反映可能。日単位・週単位など、表示単位を自由に切り替えることもできます。
進捗状況の自動監視
タスクごとの進行度を自動でチェックし、「進捗遅れ」「本日開始」「本日終了」といった状態をリアルタイムで表示。管理者は進捗状況を一目で把握でき、対応の優先度を判断しやすくなります。
周期タスクと担当者カレンダー
週次・月次といった定期的に発生するタスクも設定可能。また、担当者ごとに個人カレンダーを割り当てることができ、出勤日や生産性、単価(人日)まで細かく設定できます。
タスク間の依存関係とイナズマ線表示
タスク同士の関係をFS(終了→開始)、SS(開始→開始)などで設定可能。進捗に応じてイナズマ線を自動生成し、計画と実績のズレを視覚的に確認できます。
ワークロード・EVM分析
担当者ごとの作業量(ワークロード)を日別・週別・月別に自動集計。さらに、EVM(Earned Value Management)を用いた進捗分析にも対応しており、工数・コスト・スケジュールの3要素をバランス良く管理できます。
実際の使い方と活用シーン
Excel版ガントチャートの導入は非常に簡単です。Excelを起動し、提供されたテンプレートを開くだけで使用を開始できます。以下に基本的な手順を紹介します。
初期設定
最初に、プロジェクトの「開始日」と「終了日」を入力します。これにより、ガントチャートの期間が自動的に生成されます。カレンダーの休日設定もここで行い、社内ルールに合わせたスケジュールを作成します。
タスク登録
次に、各タスクの「名称」「担当者」「工数」を入力します。すると、Excelが自動的に開始日と終了日を算出し、ガントチャート上に配置。もし他タスクと依存関係がある場合は、関係種別を選択するだけで、関連付けが完了します。
進捗管理
タスクごとの進捗率を更新することで、イナズマ線が自動で描画され、実績との差異を即座に確認できます。これにより、遅延リスクを早期に発見し、対策を講じることができます。
レポート出力
プロジェクト全体のワークロード分析やEVM分析結果を自動出力できるため、報告資料の作成時間も大幅に削減。Excelならではのグラフ機能を活用すれば、見やすいレポートを簡単に作成できます。
導入のメリットと注意点
Excel版ガントチャートを導入することで得られるメリットは非常に多くあります。まず、スケジュール調整の手間をほぼゼロにできる点が最大の魅力です。変更や追加が発生しても、自動リスケジュールが瞬時に対応するため、常に最新のスケジュールを維持できます。
また、複数の担当者が関わるプロジェクトでも、色分け表示によってWBS全体が見やすくなります。生産性や工数の偏りを簡単に把握でき、負荷分散の最適化にもつながります。
一方で注意点としては、VBAを利用しているため、マクロの有効化が必須という点があります。企業のセキュリティポリシーによっては制限される場合もあるため、導入前に設定確認をしておくと安心です。
フリーバージョンの場合、最大30タスクまでの制限がありますが、小規模プロジェクトには十分対応可能です。より大規模な案件を管理したい場合は、有料版へのアップグレードを検討するのも良いでしょう。
管理人のまとめ
今回は、スケジュール管理はすべて自動化!「Excel版ガントチャート」、と言うお話でした。
Excel版ガントチャートは、Excel環境をそのまま活用しつつ、VBAで高機能な自動化を実現した優れたスケジュール管理ツールです。タスクの登録、リスケジュール、進捗確認、分析レポートまで、ほぼすべての作業を自動で完了できます。
手作業での調整に時間を取られていた従来のスケジュール管理から脱却し、効率的で正確なプロジェクト運営を実現したい方にとって、まさに理想的なソリューションといえます。Excelを使い慣れた環境のまま、ここまでの自動化が可能になるのは大きな魅力です。
業務効率化の第一歩として、Excel版ガントチャートを導入してみる価値は十分にあります。
この記事が、電子帳簿HTML出力作成アプリ!「JournalPage」、の参考になればと思います。
Excel版ガントチャート、上手く使って下さいね!
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(参考)
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