プラットフォームモデル 人が集まる仕組みを作り、その仕組の利用料で収益を得る

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janjf93 / Pixabay

 

管理人のべぎやすです。

今回は、プラットフォームモデル、というお話です。

管理人、色んなビジネスの中でも強力なのがこのプラットフォームモデルだと思っています。

コンテンツというか、ブランドやキャラクターもいいんですがそれ以上に場を提供するというのが強いかなと。

もちろんそのプラットフォームを使ってくれる人を集めないといけませんが、認知度が高まって利用者が増えるほどメリットは大きくなる。

会費がとれるビジネスなら安定収益が望めるでしょうし、あえて会費無料にして広告料金を収入源にするのもあり。

利益のとり方は色々あるとしても、人の集まる場を作ることができればビジネスになるということです。

ということで。

実際のところはどうなのか、プラットフォームモデル、について見てみましょう。

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プラットフォームモデル(Platform Model)

他社が利用して商品・サービスの提供を行なえる「場」(プラットフォーム)を用意して、場の利用料など手数料で稼ぐこと。

場を作って利用料で収益を得る

経済ニュースを見れば必ず登場する「東京証券取引所」。

公的機関だと思う人も多いが、その法的形態は利益を追究する株式会社。

その利益を生む仕組みがプラットフォームモデルだ。

同社が「証券取引所」という場を用意する

→株式を取引したい人が集まる

→参加者は場の利用料を払う

この仕組みが、利益を安定的にもたらす。

このモデルにおいて利用料は必ずしも全員から徴収しなくていい。

ショッピングモールの場合、店舗から出店料を取るだけ。

消費者からは参加料や使用料は取らず、買い物を自由にしてもらう。

また、youtubeのように、基本的に参加者から料金は取らずに広告料を主な収入源にするモデルもある。

プラットフォームモデルが近年注目されるようになったのは、ネットの発達による。

青果市場や商業施設のような伝統的なプラットフォームなら、物理的施設の準備に多大な初期コストがかかる。

だが、ネット上のプラットフォームなら多額の投資はいらない。

プラットフォームモデルを企業が狙うのは、そこに安定的な高収益が期待できるから。

自社の役割は主に場を用意することで、そこに付加価値を付けることは参加者任せにできる。

そして場に参加者さえいれば、安定的な収入になる。

しかも、人が集まるほど魅力が増して、さらに参加者が増える。

この好循環で収益が飛躍的に伸びる可能性もある。

高収益を生むまでの競争は激しい

高収益をプラットフォームだが、その競争は激しい。

例えばソニーは電子書籍(リーダー・ストア)を用意したが、アマゾンの電子書籍(kindle)などとの激しい競争にさらされ、北米市場からは撤退した。

ソニーの敗因はコンテンツの少なさ。

競争に勝ち抜くには魅力ある場作りが必要だ。

その点、アップルのiTunes Storeは音楽に始まり、Podcast、iBook、映像へと新しいサービスを提供し続けて成功している。

また、信頼性のブランディングも重要。

場に参加しても問題が起きないという安心感が集客に不可欠だからだ。

だからこそ、楽天市場では、お店自体をよく知らなくても、商品を購入してみようという動機が生まれるわけだ。

競争を勝ち抜くには、問題が起きてからでは遅い。

参加者がルールを守るように監視するなど、ブランド価値を維持することが大切だ。

●プラットフォームの整備で間接的に顧客を集める

○プラットフォーム=コンテンツの受け皿(ハードウェアや設備など)
・宣伝、集客、ポイント管理、決済や周辺設備の提供などを担当
・消費者への浸透をねらって安く提供→コンテンツが集まる「市場」へと成長
【例】ゲーム機、ショッピングサイト、オークションサイト、SNSサイト、ショッピングモール、芸能事務所

(課題)
・いち早く規模を拡大してトップを握る必要がある
・他の大きなプラットフォームやニッチなプロトフォームに消費者を奪われやすい
(プラットフォーム機能は常に進化が必要要)
・高い品質のコンテンツを提供し続けることが重要

ようするに

●参加者が集まる「場」を作り、その人を目当てとする第三者企業から安定的な手数料を得る。

●インターネットの発達で、物理的な「場」が不要になり、急速に普及している。

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管理人のまとめ

今回は、プラットフォームモデル、というお話でした。

管理人、色んなビジネスモデルがある中でもプラットフォームモデルは収益が上がるモデルだと思っています。

ただ、このモデル実現させるのがとても大変なのと、巨大資本がライバルになったらかなり苦しいというのは感じますね。

You Tubeなんかは当初は小さなものだったと思いますが、Googleが購入して今や巨大なメディアになりました。

日本ではニコ動がそれなりに頑張ってますがせいぜい日本国内。

市場としては残念ながら太刀打ちできません。

似たようなサービスを立ち上げることは出来ても、認知度が上がらないと利用者が増えない。

もう一つ怖いのはプラットフォームは簡単に乗り換えられるということ。

管理人が思うのはたとえばかつてのスーファミとプレステ。

両方ともテレビゲームのプラットフォームだと考えた時、スーファミが飽きられてユーザーはプレステに移動したわけで。

話題作が遊べるかどうかが問題だったんでしょうけど、こういう移動のリスクは常にある。

そう思えば。

たとえば新聞やテレビもプラットフォームと言えるわけで、このプラットフォームからのユーザーの移動が起こっているわけですよね、ネットやYou Tubeに。

銀行だってプラットフォームでそれが仮想通貨のブロックチェーンシステムに移動していると見ることも出来る。

そしてこういう流れを止めるのは容易ではありません。

役割が終わっていくわけですから。

この記事がプラットフォームモデルの参考になればと思います。

プラットフォームモデル、うまくやって下さいね!

 

(参考)
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