
eliola / Pixabay
管理人のべぎやすです。
今回は、後発医薬品使用量割合計測ツール!「EFGeneper」のご紹介です。
医療機関におけるコスト意識や効率性の向上が求められる昨今、後発医薬品(ジェネリック医薬品)の使用推進は重要なテーマとなっています。
特にDPC(Diagnosis Procedure Combination)制度を導入している病院では、後発医薬品の使用割合が診療報酬にも影響を与えるため、その使用状況を正確に把握することが求められます。
そこで注目されているのが、後発医薬品使用量割合計測ツール「EFGeneper(イーエフゲネパー)」です。
ということで。
この記事では、後発医薬品使用量割合計測ツール!「EFGeneper」、について紹介したいと思います。
「EFGeneper」で後発医薬品使用料割合の計測が簡単に!
この「EFGeneper」を使えば後発医薬品利用料割合の計測が簡単にできるそうです。
具体的には以下の通り。
==ここから==
後発医薬品使用量割合計測ツール
DPC導入の影響評価に係る調査用EファイルFファイルを利用して、後発医薬品使用量割合を計算するツールです。平成26年度、平成27年度の調査に対応しております。
このツールでできることは
1.自院の後発医薬品(ジェネリック医薬品)の数量割合(数量シェア)が簡単に確認できるので、DPC機能評価係数2の後発医薬品係数への影響度が確認できる
2.自院で使用している先発医薬品の中で、剤形が同じである後発医薬品(ジェネリック医薬品)に切り替えられる薬剤があるかどうかが簡単に確認できる
3.自院で使用している先発医薬品の中で、より後発医薬品(ジェネリック医薬品)の数量割合に影響を与える医薬品がどれかすぐに確認できる(DPC機能評価係数2の後発医薬品係数に特に影響を与える先発医薬品はどれかわかる)
4.自院で使用している入院患者における医薬品数量が月ごとに集計できる
などです。
導入にはMicrosoftAccess2007又は2010が必要です。
Ver2.0では計算の幅を広げ、診療科別出力に対応しました。詳細はreadmeをご覧ください。
==ここまで==
ということだそうです。
このソフトを使えば後発医薬品使用料割合の計測が簡単にできるんですね~
EFGeneperとは?—DPC制度と後発医薬品係数への対応ツール
EFGeneperは、DPC導入の影響評価に係る調査用Eファイル・Fファイルを用いて、医療機関ごとの後発医薬品使用量割合を計測する専用ツールです。
平成26年度および平成27年度の調査に対応しており、DPC機能評価係数IIの一つである「後発医薬品係数」に関わる情報の整理と分析が可能です。
このツールの最大の特長は、自院で使用されている先発医薬品および後発医薬品の数量や割合を明確に把握できることにあります。
単に「どれだけ使っているか」を見るのではなく、「どの薬剤が比率に大きな影響を与えているのか」や「切り替えの余地がある薬剤はどれか」といった、より踏み込んだ分析が可能です。
これにより、医薬品選定の見直しや経済的な視点からの医療の最適化が進められます。
EFGeneperでできること—4つの主要機能
EFGeneperには、後発医薬品の使用状況を評価・分析するための機能がいくつか備わっています。
以下にその主な4つの機能を紹介します。
後発医薬品の数量シェアを簡単に把握
自院で使用されている医薬品のうち、後発医薬品がどれほどの割合を占めているかを数量ベースで確認できます。
このデータはDPC機能評価係数IIの中でも特に重要な「後発医薬品係数」に影響するため、制度上の加算や減算の評価にも直結します。
後発医薬品に切り替え可能な先発医薬品の把握
使用中の先発医薬品の中から、同一剤形で後発医薬品が存在するものを簡単に抽出することが可能です。
これにより、切り替えの検討がスムーズに行えるため、コスト削減と係数の向上を同時に狙うことができます。
後発医薬品係数に影響する医薬品の特定
後発医薬品の使用割合に対して特に影響の大きい医薬品がどれかを明示する機能も備えています。
影響度が高い薬剤にフォーカスを当てることで、より効率的な改善アプローチが可能になります。
月別の医薬品使用数量の集計
入院患者における医薬品使用量を月単位で集計することができ、季節ごとの傾向や経年の変化を可視化できます。
定期的なモニタリングや報告書の作成にも役立つデータベース的な使い方も可能です。
実務での活用例と導入のメリット
実際の医療現場では、EFGeneperの導入によって、薬剤管理部門や経営企画部門において次のような実務的なメリットがあります。
- 薬剤選定会議の資料作成が迅速に行える
- 後発医薬品の使用促進に向けた内部方針の検討がしやすくなる
- DPC評価係数の改善により、診療報酬上の不利益を回避できる
- 定期的な内部監査や第三者評価の資料として活用できる
さらに、医薬品の見直しが病院全体のコストマネジメントに直結することから、EFGeneperは単なる「集計ツール」にとどまらず、経営的視点からも有効なツールといえるでしょう。
管理人のまとめ
今回は、後発医薬品使用量割合計測ツール!「EFGeneper」、と言うお話でした。
後発医薬品の使用促進が医療制度の中で重要性を増している中、EFGeneperのような計測ツールの存在は非常に価値があります。
Eファイル・Fファイルをもとにした具体的なデータ分析ができることで、医薬品選定や経営判断の精度が高まり、病院経営にも良い影響を与えます。
DPC制度に対応した実践的なアプローチを考える上でも、EFGeneperは医療機関にとって頼れるツールの一つとなるでしょう。
この記事が、後発医薬品使用量割合計測ツール!「EFGeneper」の参考になればと思います。
EFGeneper、上手く使って下さいね!
●興味がある方はこちらのページから内容を確認して下さい。
(参考)
こんな記事も読まれています。
パワーポイントにデジタル時計の埋め込み!「パワポタイマー」
⇒https://bizfrsoft.com/powerpointdigitalumekomi/
パワーポイントに時間表示!プレゼン成功「パワポタイマー」
⇒https://bizfrsoft.com/pawapotimer/
給与計算のミスを減らしたい!「給与計算ソフト「Q太郎」」
⇒https://bizfrsoft.com/kyuyokeisanmiss/