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管理人のべぎやすです。
今回は、エクセルで法人税を計算!「SIMPLE 法人税試算表」、のご紹介です。
法人税の計算は、単純に利益に税率を掛けるだけではありません。法人税、地方法人税、法人住民税、法人事業税など複数の税目が関係し、それぞれに異なる計算ロジックが存在します。さらに、申告書の別表も複数あり、整合性を保ちながら作成する必要があります。
こうした煩雑な作業を効率化するために開発されたのが「SIMPLE 法人税試算表」です。このツールは、決算書データを入力するだけで、税額の試算から申告書形式の帳票作成までを自動化できる点が大きな特徴です。
ということで。
この記事では、エクセルで法人税を計算!「SIMPLE 法人税試算表」、について紹介したいと思います。
「SIMPLE 法人税試算表」ならエクセルで法人税計算が簡単に!
この「SIMPLE 法人税試算表」を使えばエクセルで法人税計算が簡単にできるそうです。
具体的には以下の通り。
==ここから==
法人税と法人地方税の税額計算書を自動作成して法人が納める税金をシミュレーションするサンプル版ファイルです。
このサンプル版ファイルの使用期限は2026年12月31日までになっています。
法人の貸借対照表や損益計算書などの決算書類データを入力して、法人税と地方法人税及び防衛特別法人税の法人税確定申告書の別表1から別表16、
法人事業税・法人特別事業税と法人道府県民税の第6号様式、法人市町村民税の第20号様式を作成します。
このシステムの納付税額計算書から「未払法人税等(納税充当金)」を計算して、別表4の当期利益の額、別表5(1)の繰越損益金と納税充当金を
入力することにより法人税確定申告書を完成します。
サンプルとして別表5(1)28の「納税充当金」と別表5(2)41の「期末納税充当金」を計算して、別表5(1)の検算式が成立しているデータが入力してあります。
入力の手順を確認したらサンプル版データを削除して入力を開始してください。
資本金または出資金が1億円超の法人の事業税の外形標準課税と地方税の課税標準の分割計算は対応していません。
このシステムは事業年度が1年(12か月)でない法人、資本金が1億円超の大法人と非中小法人、法人住民税の課税標準の分割法人、
法人事業税の外形標準課税の計算には対応していません。
このシステムは法人税と法人地方税を試算するためのサンプル版ファイルです。
税務署と道府県及び市町村に提出する法人税申告書の作成は「VBA 法人税確定申告書」で対応します。
勘定科目内訳書と事業概況説明書の作成は「VBA 法人税科目内訳書」で対応します。
また消費税申告書と付表の作成は「VBA 消費税確定申告書」で対応します。
別表一(一)と次葉一、と第六号様式、第二十号様式は税務署と道府県及び市町村には提出できません。
税務署にはOCR用確定申告書用紙、法人住民税には送付された申告書用紙を使用して提出してください。
==ここまで==
ということだそうです。
このソフトを使えばエクセルで法人税計算が簡単に出来るんですね~
SIMPLE 法人税試算表の基本機能
このエクセルツールは、法人税および法人地方税の税額計算書を自動作成することを目的としたサンプル版ファイルです。最大の特徴は、決算書の数値を入力するだけで、複雑な税額計算を自動的に行ってくれる点にあります。
具体的には、貸借対照表や損益計算書のデータを入力すると、以下のような帳票が自動生成されます。
- 法人税確定申告書(別表1〜別表16)
- 法人事業税・法人特別事業税の第6号様式
- 法人道府県民税の申告書
- 法人市町村民税の第20号様式
これにより、通常は手作業で行う必要のある複雑な税務計算や帳票作成を、大幅に効率化することが可能になります。
税額計算の仕組みとポイント
本ツールでは、納付税額計算書をベースに法人税等の試算が行われます。特に重要なのが「未払法人税等(納税充当金)」の計算です。この金額は、決算書と申告書をつなぐ重要な要素となります。
例えば、以下のような流れで計算が進みます。
- 決算書データを入力
- 納付税額計算書で税額を算出
- 未払法人税等(納税充当金)を計算
- 別表4の当期利益に反映
- 別表5(1)・別表5(2)に連動
特に別表5(1)と別表5(2)は、繰越利益剰余金や納税充当金の整合性を確認するうえで重要な帳票です。本ツールでは、検算式が成立するようにサンプルデータがあらかじめ入力されているため、実務イメージをつかみやすくなっています。
対応範囲と制限事項
便利なツールではありますが、すべての法人に対応しているわけではありません。利用にあたっては、以下の制限事項を理解しておく必要があります。
- 資本金1億円超の法人には非対応
- 外形標準課税の計算には対応していない
- 事業年度が12か月以外の法人には非対応
- 課税標準の分割計算が必要な法人には非対応
つまり、このツールは主に中小企業向けに設計されており、シンプルな税務構造の法人に適しています。複雑な税務処理が必要な大企業には別の専用システムが必要となります。
実務での活用方法と注意点
実際に使用する際は、まずサンプルデータで全体の流れを確認することが重要です。ツールには検算が成立するサンプルが入力されているため、どの数値がどこに連動しているのかを理解しやすくなっています。
操作に慣れたら、サンプルデータを削除して自社のデータを入力していきます。このとき注意すべきポイントは以下の通りです。
- 勘定科目の整合性を保つ
- 入力ミスを防ぐために数値チェックを行う
- 別表間の連動を確認する
また、このツールはあくまで「試算用」である点にも注意が必要です。実際に税務署へ提出する申告書としては使用できません。正式な申告にはOCR対応の申告書や専用ソフトを使用する必要があります。
なお、法人税申告書の作成は別のVBAツール、勘定科目内訳書や事業概況説明書、消費税申告書などもそれぞれ専用ツールで対応する設計となっています。
まとめ
「SIMPLE 法人税試算表」は、エクセルを活用して法人税や地方税の試算を効率的に行える便利なツールです。決算書データを入力するだけで、複雑な税額計算や各種帳票の作成を自動化できるため、実務の負担を大幅に軽減できます。
一方で、対応範囲は中小企業向けに限定されており、あくまで試算用途である点には注意が必要です。正確な申告書作成には、別途専用ツールや正式な書式を使用する必要があります。
税務業務の効率化を図るうえで、こうしたエクセルツールを活用することは非常に有効です。仕組みを理解しながら活用することで、より精度の高い税務管理が実現できるでしょう。
SIMPLE 法人税試算表、上手く使って下さいね!
●興味がある方はこちらのページから内容を確認して下さい。
(参考)
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